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| 〜逆境の時代をどう生き抜くか 〜中国古典から考える〜〜 （平成29年12月） |
| いよいよ冬将軍が到来いたしました。地域の皆さま及び関係者の皆さま方には、日頃からご支援頂きまして心から感謝申し上げます。 先月開催いたしました、２０周年記念講演会並びに式典では、多数のご来客をお迎えすることができ、成功裏に終えることができました。これもスッタフ一丸となって取り組んでいただけたからこその結果であり、改めて感謝申し上げます。本当にありがとうございました。 中国古典にある、孫子の教えの中に、「戦わずして人の兵を屈するは、善の善なるものなり」とあります。百戦しても１０１回目に惨敗を喫すれば具の骨頂であると。それよりも、戦わないで敵を屈服させることこそが最善の策であるとの、不戦の勝を説いています。 これからの福祉経営におきかえて考えますと、自らの特徴ある存在意義で顧客から支持され続けることではないかと、私なりに解釈しています。 次年度の同時改定に向けて、厚労省からの介護報酬における基本的視点がまとめられました。 �｜楼菠餝腑吋▲轡好謄爐凌篆福↓⊆�立支援・重度化防止へのサービスの質的担保、�Ｂ人佑平雄爐粒諒櫃叛源裟�向上、�げ雜逎機璽咼垢療�正化を重視、の４つがポイントとなるようです。 特に訪問介護に関しては、専門職は身体介護など専門的ケアに集中し、生活支援は元気なシニア層など地域で新しい担い手を増やすための資格取得を進めていくようです。 また自立支援・重度化防止への排除につながらないようなプロセスの工夫が課題ともなります。診療報酬に関しては、介護との連携を強めて、入院重視から在宅療養への環境づくりが重要にな っています。地域社会では、今もなお、あいつぐ孤独死や高齢者虐待、そして老々介護による共倒れ、高齢者の犯罪検挙率増加等、医療福祉制度外の深刻な問題が浮かび上がっているのも事実です。 これからの医療介護逆境の時代における、私たちのとるべき行動として、自らの力量や役割を見極め、周囲とのバランスの中で互いに連携して支えあっていく姿勢が大事になるでしょう。そうした戦略を重視してまいりたいと思います。 平成29年12月1日 理事長 山口浩志 |
